
| 社説【編集部感】 |
| 続発する「ミーグリ」の不具合 運営・ユーザー平等の体制整備急げ |
| 2026.02.27 |
| 21日に開催された日向坂46の「全国イベント参加券限定オンラインミート&グリート」の開催時間中、ユーザーから「レーンが止まっている」「映像・音声が正しく動作していない」といった声がSNS上に相次いで投稿された。広報はされていないが、一部レーンでは同日中の開催をすべて取りやめるといった案内がされたとの報告も上がっている。 オンラインミート&グリートのサービス開始から5年が経過している現在でも、システムの不安定さを嘆く声は根強い。映像や音声のトラブルの報告は毎回のように散見される上、システムトラブルに起因するイベントの中止も時折発生している。 ユーザーからの声には「振替が通らない」といった不満の声が上がり、昨年来増加傾向が見られる。システムトラブルが発生した場合は参加権利を消化せず別日に再度使用できる救済制度(振替)が設けられているが、この救済のハードルが昨年来急激に上がったとの指摘が出ている。運営側からユーザーに対して振替が適用されない理由等を説明する制度は現時点で存在せず、悪い意味での「制度は使う側より作る側が強い」が確立している。 コンピュータが苦手とする大規模かつ大容量で双方向の通信を実現するという難題を克服して整備されたオンラインミート&グリートのシステムは、運営側の応対体制の不備によりその信頼が揺らぐ状況が続いている。システムに完全がないことは理解できるが、それをサポートする体制は現在もなお脆弱であると指摘せざるをえない。 1995年に製造物責任法(PL法)が施行され、製造者による消費者への責任を法的に明確化されたが、物理的製品が存在しないソフトウェアには一部例外を除きPL法が適用されず、製造者優位の不公平な状態が罷り通っている。令和の時代では官民一体となってソフトウェアの開発者とユーザーの公平性を担保する体制の整備が急務である。 |